剣道ノート第1回目の話題は、『昇段審査に受かる人と落ちる人の差・5つのポイント』について考えてみたいと思います。
『剣道ノート』とは?
剣道の稽古・大会・イベントなど、剣道に関わる中での反省点や気付いたことなどを、雑談的な内容で振り返りをしていくコーナーです。
今私は初段なんですが、来年の年明けに二段の昇段審査を受けに行く予定です。
その下見というか偵察も兼ねて、昇段審査を見に行ってきました。
自分が審査を受ける側だとガチガチに緊張してしまって視野が狭くなって、見えるものも見えなくなってしまうもの。
今回は自分は審査を受けないフリーな立場で、余裕を持って周りを観察することが出来ました。
その中で二段~五段の立会いで不合格だった人は、ココがダメだったのかなぁという5つのポイントを発見しました。
日々の稽古でこの5つがしっかりと出来ていれば、合格間違いなし!
これで昇段審査も合格! 1つめのポイント『着装をキチンとする』
その受験者の方は、面手ぬぐい(面タオル)が頭の後ろでピロピロと出ていました。
小学生が面を被った時に一番最初に注意されるであろう、『アレ』です。
小学生の昇級審査程度であれば、立会いをする前にお手伝いの先生方が直してくれますが、二段以上となるとそうはいきませんもんね。
話はそれますが、私が初段を受けた際も、木刀を反対の手(左手)に持っていた方がいて、本人も礼をする時に気付いて慌てて持ち替えていたことがありました。
私も気がついたのは整列して前に進みだそうか…というタイミングで、列が遠かったのもあり、声をかけることも出来ず眺めることしか出来ませんでした。
試合ならいざ知らず、どうせなら昇段(昇級)審査は受けた全員が受かればいいと思っている派なので、係員はさておき、周りの受験者も一切声をかけないんだなぁと何だか寂しく思ったものです。
これで昇段審査も合格! 2つめのポイント『大きい声を出す』
『始め!』の合図で立ち上がり発声…ですが、その受験者の方はほとんど声が聞こえず。
面や小手を打ち込んでいるはずなのに、響き渡るのは相手の声だけでした。
やはり昇段審査は緊張してしまうので、いかに普段から大きな声を出しているかが重要になってきますね。
これで昇段審査も合格! 3つめのポイント『しっかりと打ち切る』
その受験者の方は面を打ち、相手は抜き胴という状況。
相手に胴を抜かれたら、面を打って伸びていたはずの腕が急に下がってしまって、しっかりと抜けきらずにすぐに振り返る…というのが1回の立会いの中で2回もありました。
1回だけならまだ偶然かなと思うことも出来ますが、2回ともなると普段の稽古からそのような状態なんだろうと審査員に思われてもしかたがない状態になってしまいますね。
でもコレ、私もすごくわかるんですよ~。
胴を抜かれたら「やられたッ」って、すごくテンションが下がっちゃうんですよね。
高段の先生にも、『最後までしっかり打ち切るクセをつけなさい』とたびたび注意されます。
ここは私も気をつけなきゃいけないポイントです。
これで昇段審査も合格! 4つめのポイント『打った後の残心をしっかり』
その受験者の方はきれいに打突出来ていましたが、打ち終わった後の残心が竹刀をこねるように大きく回して構えるというのを何本もしていました。
きっとご本人はしっかりと残心をしているつもりでも、緊張して無意識に普段のクセが出てしまったんじゃないかな~と想像します。
この立会いを見て、すごく怖いな~と思いました。
例え緊張して頭が真っ白になっても、『自分が思うしっかりキレイに』が出来るくらい、刷り込んで刷り込んで普段の稽古から変なクセをなくしていきたいところです。
これで昇段審査も合格! 5つめのポイント『自分から攻める』
この方は五段の受験者だったのですが、立ち合い中ずっと相手が攻めて入ってきてから打つという状況でした。
私も地稽古で「自分から(攻めて)」と先生によく言われます。
段位が上がっていったら…ではなく、今のうちからしっかり『自分から攻める』を意識して稽古をしたいですね。
まとめ
剣道の昇級・昇段審査で合格する確立を少しでも高めたいなら、
- 着装をキチンとする
- 大きい声を出す
- しっかりと打ち切る
- 打った後の残心をしっかり
- 自分から攻める
この5つのポイントをクリアするべし!!
でもほとんどが、1級や初段の昇級・昇段審査の時から先生方に口すっぱく言われてきたことだな~と思ったんですよ。
やはり基本を疎(おろそ)かにしてはいけないということですね。
では私もこの5つのポイントを普段の稽古の中で意識しながら、二段の昇段審査に向けて頑張っていきます!
あ、最後に…。
昇段審査で皆さんが気をつけているポイントや、昇段審査で緊張しない方法があったら、ぜひコメント欄から教えて下さいね♪
コメント